EURO2008 イタリア−オランダ

GL第1節随一の好カード、世界王者イタリア対オレンジ軍団オランダの対決は意外な結果に。オランダは全てが上手くかみ合った、そしてイタリアは全体としてはそれほど悪い印象はないんだけど、バイタルエリアでのボールの競り合い、ゴール前での勝負など要所要所でオランダに負けていた。
オランダの2点目はまだ開幕して3日だけど今大会のベストゴール候補。3点目といいイタリアがあんなキレイなカウンターでやられるとはなんとも皮肉。


イタリアの敗因は攻撃面に関して言えばバイタルエリアがうまく使えなかったことかな。デルピエロが投入されてからはよくなったけど。カモラネージディナターレでは限界があるように思う。あの布陣でいくならせめて中盤にデロッシを使わないと。
守備面ではファンデルファールトのマークを誰が行うのか明確にしなかったことが一番の問題。スナイデルとポジションチェンジをしながらいいようにやられてた。CBの力量も考えればガットゥーゾが見るべきだったんじゃないかと思うが・・・そのあたりも含めて監督の采配には疑問。勝負師タイプの監督ではないというのもあるんだろうけど、打つ手が遅かった。


幸いなのはフランスがルーマニアと引き分けてくれたこと。おかげで2つ勝てればなんとかなる状況ではある。
ただ死のグループと言われながら本命候補がそろって開幕で躓いたのはEURO2000のグループA(ドイツ、イングランドポルトガルルーマニア)と重なる。突破有力とされていたのはドイツとイングランド。突破したのは・・・
さてワールドカップのファイナリストはどうなるかな?