WSDの特集記事が面白い

最新号*1ワールドサッカーダイジェストの特集記事『攻撃の「最新モード」』が非常に秀逸。特にヴィディシ氏のレポートはまさしくフットボールを科学している。
内容を要約するとゴールが生まれる過程にどういったアクションが発生しているのか?という分析とそれに伴う個別チームの攻撃戦術(コンセプトと言い換えてもいい)分析。素人目でもこういう見方、意識を持っていれば間違いなくサッカーをより面白く見れる。
さんまさんが常々言う「日本のファンはもっと目が肥えてこないとダメ」*2という意見もこういう記事を書いてくれる雑誌があれば少しずつ改善されていくんじゃないか。そう思わされる特集記事でした。まだ日本のスポーツマスコミも捨てたもんじゃないよな。



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ここからは先日ビデオで見たヴェルディの開幕戦の話。超強力3トップを擁する川崎相手にドローというのはまずますの結果。ただ結果はさておきゴールに向かうプレーにコンセプトが感じられたことに好感を持っています。
スタメンは1トップに新外国人のレアンドロ、その下に3人が並びトップ下にディエゴ、左に飯尾、右に広山。1トップとはいってもレアンドロはゴール前に張り付くコテコテのセンターフォワードではなく動きながら下がってボールを受け、タメを作るタイプ。そして空いたスペースに2列目の3人(特にディエゴ)が飛び込んでいく、もしくはラインの裏を狙うと言うプレーが多く見られ、チャンスに繋がったプレーはほとんどがそういったプレーでした。
開幕戦のスタメンということを考えるとそれが今年の攻撃のベースになるのでしょう。このやり方だと攻め上がりの得意な福西をボランチに獲得したというのはかなり大きな意味がありそうです。今年のチーム内得点でディエゴと福西はトップ3に名を連ねると思います。
開幕前の各誌予想では平本が1トップになってる雑誌が多かったけど、このコンセプトの1トップとしては間違いなく合ってないと思います。


なにせ札幌をボロボロにした前科のある監督なのでw不安の方が大きかったんですがフィーリングだけでプレーさせるという感じではなさそうです。まぁまだ1試合見ただけだし、守備の方はあまり注目して見ていなかったんで(というか川崎のスタイル上1対1の場面が非常に多かった)あまりどうとも言えないんですが開幕前の恐怖感はある程度なくなりましたw

*1:3月20号

*2:まぁこの人の目が肥えてるとは(ry、しかもそれを球技音痴の高橋愛に熱く語ってもw