水野問題

http://www.sanspo.com/sokuho/080110/sokuho002.html
問題としたのはこの移籍がまかり通ってしまえば海外移籍に関しては「選手のゴネ得」という状況を生みかねないから。
数年前バーゼルに移籍した中田浩二のケースがそうだったように契約期間(Jリーグでは1月31日までの契約が一般的)を過ぎてしまえば海外に関しては移籍金なしでの移籍が可能。*1
今回の水野選手のケースもジェフとの契約を延長せず、移籍しかないような状況を作っている。本人の意図か代理人の策略かは知らないけどね。
ジェフとしては移籍を成立させていくらかの移籍金をもらうしかない状況。これじゃファンも浮かばれないよね。






余談だけど

欧州連合(EU)域外のサッカー選手が英国でプレーする場合、原則的にA代表で一定割合以上の国際試合に出場していることが許可証発給の基準になる。A代表経験が少ない水野選手は基準を満たしていなかったが、セルティックの強い要望で発給が認められた。

もう少し正確に書くと過去2年間で行われた国際Aマッチの75%以上に出場していることが条件。三都主がチャールトン移籍を試みた際はこれに引っかかった。ただビッグクラブにとってはあってないようなルールであることも事実。*2
このルールが厳格に適用されてくれれば少なくともイギリス方面からのハンティングはかなり少なくなるんだけどね。まぁ英国紳士の国だからしょうがないよね。

*1:国内ではそんな例はなかったはず。前園がヴェルディに移籍した時は期限ギリギリに交渉が成立

*2:チャールトンは中小クラブだから申請を通せなかった